2013年11月4日月曜日

オフィスプリンタが印刷するしくみ

WindowsやMacintoshから家庭用のプリンタやオフィスプリンタへ印刷する時、データはどのように作られ印刷へと進んでいるのか?

例えば、MS-Wordで文章を書く。

  1. 印刷メニューを選び、接続したプリンタを指定する。
  2. プリンタメニューがを表示して、必要な設定をする。
  3. 設定をする。
  4. 印刷ボタンをクリックする。
  5. WindowsはGDI(Graphic Device Interface)が、MachintoshはQuickDraw/Quartzが、MS-Wordから来た文書情報を解釈して、中間的な文書情報を作る。
  6. プリンタドライバは、この中間的な文書情報を受け取り、プリンタメニューで設定した内容に沿って処理を行い、ビットマップデータを作る)。
  7. ビットマップデータ(圧縮されることが多い)は、プリンタへ送られる。
  8. プリンタは、ビットマップデータをそのままプリントする。


ポストスクリプト仕様のプリンタやフィルムセッター、CTP出力機の場合は、PostScript-RIPが付属しているので、ポストスクリプトファイルあるいはPDFファイルのデータが送られている。
2通りの進み方がある。
Adobe Illustratorを使っている人は、前者の方法をよく使っている。

  • 印刷メニューでプリンタを選び(PPDファイルがプリンタの特性を表示)、実行をすると、ポストスクリプトファイルに変換されてそのまま直接プリンタのRIPに送り込まれ、RIPがビットマップデータへ変換してそれをプリンタが出力する。
  • アプリケーションから印刷を選ばずに、ポストスクリプトファイルやepsファイル、あるいはPDFファイルに保存する。そして、保存したファイルをRIPの監視フォルダの中に入れる方法で出力をする。


そのような仕組みになっていると、理解している。

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